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2011年度のプロミス決算資料から

プロミスの連結業績と営業損失や経常損失などの統計を公式サイト発表の資料から読み取っています。気になるプロミスの連結業績や営業損失、経常損失などの記載はこちらから。

プロミス関連の資料



2011年3月決算の状況

営業収益の推移

2007年から2011年の営業収益のグラフ 2011年3月期決算において、営業収益は前期比29.7%減の2,384億円となった状況です。

営業貸付金残高が32.2%減となる8,795億円に減少したことに伴い利息収入が減少した結果の収益状況です。

最終的な2011年の営業収益は、2010年と比較して31.0%減の1,804億円となっています。

やはり営業貸付残高の減少は、同社規模のレベルでも収益低下の大きな要因となる事が示されています。


営業貸付残高の推移\

2007年から2011年の営業貸付残高の推移のグラフ 2011年は営業貸付金残高が2010年と比較して32.2%減となる8,795億円に減少した状況です。 2008年と比較すると約半分です。

それに伴い利息収入が31.0%減の1,804億円となった事は前述させて頂きました。

現時点での日本経済はまだまだ不景気な状況です。特に中小企業を中心とした経営の不安感はぬぐえない状況です。

個人レベルでの家計の収支も苦しい状況である世帯も多く、 今後しばらくは個人の小口融資の需要は減少する事は無い見通しであると言えます。

消費者金融関連の業界内での競争は、業界再編が進んだ結果、ある程度は適正な競争になる可能性も高いです。 つまり、過当競争に陥る事は少ないと個人的には考えます。 大手を中心に系列化され、なおかつ銀行資本のバックアップで透明性が増しているからです。

一方、営業費用の圧縮や主力以外の業務の整理などで大幅なコストダウンに取り組む事で、 収益改善に取り組んでいる状況が読み取れます。

営業費用は前期比9.6%、309億円減の2,895億円。 人件費や支払手数料をはじめとする一般販管費で505億円のコスト削減を実現したことで収益性をアップさせている事が記載されています。

他には、ポケットカードを連結子会社から持分法適用関連会社にしたこと(ポケットカードは2011年3月に売却)、 また消費者金融事業において総量規制を踏まえた与信対応と債権ポートフォリオの改善などの取り組みも今後を見据えた改善状況と言えるでしょう。

連結業績は営業損失・経常損失

連結業績は511億円の営業損失、488億円の経常損失。 一方、本社ビルの売却益304億円が特別利益で発生。旧・三洋信販の「のれん」一括償却による減損が414億円発生。

2010年6月に実施された希望退職を含む事業構造再構築関連費用の発生等を含む特別損失により、 960億円の連結当期純損失(一株あたり757.09円の当期純損失)となっている状況です。

総合的には依然としてトップクラスの安定度と信頼度

キャッシング業界においてプロミスの状況はトップクラスの安心感があります。 収益面で現在の状況は厳しい状況が数字から見て取れますが、銀行資本がバックアップしている以上は資金的な面での不安はない、 と個人的には判断しています。

現在も「プロミス」という既存のブランド力に加えてSMFGグループ(三井住友フィナンシャルグループのグループ会社)という安心感を前面に出して営業活動を行っています。 業界的には収益性が出しにくい状況になってしまっていますが、 過払い問題などの解決にも目処がつき一転して攻めの経営に転じている状況が今後も顕著に表れると思われます。

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